不器用な父の愛
Y様のお父様のミディアムリーディングセッション
私はY様ともお会いするのは2度目。
どんなお話を頂けるのか
全くわからないまま開始しました
仕事仕事で、とにかく忙しく
我が子と接する時間が少なかったのに
時々家に居ると『満面笑顔』でお父様に駆け寄る幼少のY様の姿を見せてくれて
『忙しく、あまり一緒には居られなかった』
との後からのY様の言葉に納得
そんな満面笑顔の小さなY様に
『愛おしくて、命をあげても良いと思えるほど愛していた』と
子供達が大きくなると
お父様の『恥ずかしがり屋』や『不器用』な性格に
お父様自身が大変な思いをしたようで…。
家族が楽しく話す会話に
入りたくても入れずに
言葉を飲み込んでいた。
Y様の後ろ姿に
話しかけようと…
でも話しかけられず…。
家族の為に、働いて働いて
倒れてもいいから働いて…
お父様自身に時間が出来たときに初めて気付いた…
『昭和のガンコ親父め!
このバカ野郎!』
お父様は自分自身にそう言ったそうです
それをお伝えすると
『その言葉は私達が言っていたかも(笑)』と
反抗期、思春期
Y様がお父様に近付かなくなったとき
寂しかったけれど、時期が来たら仲良く出来ると思っていたそうです。
お父様の旅立ちの時も
病院から電話が来て、家族が集まると元気になるお父様。
実際の旅立ちの時には
Y様のお母様とお兄様しか居ない時で
Y様や他の家族もすぐ近くに居たのに…
恥ずかしがり屋のお父様は
『タイミングを見ていた』とびっくり
皆勢揃いで見送られるのは
恥ずかしい…。
旅立たれてから、Y様は
自分が子供の頃、お父様が大好きだったこと
もっと優しくすれば良かったと思う気持ち
涙ながらにお話されると
お父様からも涙が溢れていました。
Y様の甥、お父様から見るとお孫さんが
1人でお墓参りに行く事があると言うと
お父様はきちんとわかっていて
並びのお墓の住人達に
『孫が来たんです。うちの孫が自分に会いに』
と…自慢しているのだと(笑)
Y様はお父様の生前
『自慢する父も嫌だったんです』(笑)
不器用なお父様は
今ようやく、素直な気持ちをお話して下さり
『ひとつだけでいいから覚えておいて欲しい
家族の事は本当に心から愛していたと』
以前、一瞬お父様に繋がった時に
視界一面の鮮やかなオレンジ色を見せてくれたお父様。
Y様もそれが気になっていたのでお聞きすると
お父様が今居る世界での広大なお花畑
お父様がとても好きな場所で
その一角にある、チューリップのような形をしたオレンジ色の花が咲き乱れる場所
『いずれ、Y様のお母様に見せたい』のだと
Y様のお母様はお花が大好きだそうで
お父様は生前から、美味しいお店を見つけると連れて行ってくれたり、お母様にも同じようにしていて
お花畑のお話にも、とても納得されたようでした
家族と楽しくコミュニケーションをとりたかったお父様
Y様とも仲良く話したくて
お孫さんを相手に
笑顔で話す練習をされていたお父様
同じように、お父様の生前は
優しく出来なかったと悔やむY様
ここでお互いの心は
ようやく通じ合えたのだと思います
Y様から頂いたご感想は
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